パニック障害罹患記2

 

 

『パニック障害』……ネットで 調べているとそう書かれていた。

 

『パニック発作』、『予期不安』、『広場恐怖症』……そんな言葉が羅列していた。

「私はパニック障害だったんだ!」自身の発達障害が分かった時のような原因不明のモヤモヤが解けたような気がした。したのだが……。

 

 

 

2017年3月2日。折しも私の誕生日に、完全に電車に乗れなくなった。

自分の今の状態は異常だと感じた為、メンタルクリニックに受診をしに行った。

都内ほど遠くはないが、地元の最寄り駅より7駅離れた場所だった。

電車の停車の間隔は約7分。その7分が地獄と化した。

まず、電車に乗り扉が閉まった瞬間に恐怖が襲ってきた。

 

「もう逃げられない!」

 

子供のように「ここから出して!」と叫びたくなった。

電車内をウロウロした。その姿は他の乗車している人からみたら異様に見えただろう。

頭の中は「どうしよう」で支配されていた。

 

ハァ、ハァ、ハァ、ハァ… 息が上がり、心臓が早鐘のよう に鳴る。息を整えるために呼吸を深くする。無理だ。 西日が差してくるのもたまらなく気持ち悪い。一瞬にして電車内が「気持ち悪い」空間に変わった。早く停車しないか、早く停車しないか、その事ばかり考えていた。

 

その1駅は7分以上に思えた。

 

やっと停車し電車から飛び降りると、どっと疲れが出た。

そしてぼんやりと、「もう、ダメだな……」と絶望感が満ちた。

 

家までは徒歩で帰った。

 

パニック障害が発症した理由は分からない。電車に乗れなくなるまでは、週に1度は都内へ赴いていたので、都内で約束をした全ての予定をキャンセルした。

中には腑に落ちない人もいただろう。私も申し訳なさを感じていた。でもやむを得なかった。「怖くて乗れないのだ

から」

それ以外の理由がなかった。

電車がこの時の私にはとても大きくて恐ろしい怪物のように見えたのだから。

 

そして、私は丸2年全く電車に乗れなくなったーー。

 

 

<次回へ続く>

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