パニック障害罹患記1

 ……喉が詰まる。吐気でも食べ物を喉に詰まらせた訳でもない。だんだんと胸にまで苦しさが広がり、息が吸いづらくなった。
理由が分からない。タートルネックの首元を緩めたり、パンツのホックを外したり……少しでも楽にしようとした。

 都内から地元の茨城まで電車で帰るところだ。人混みが苦手で、グリーン車を利用してリクライニングも傾けていた。
どんどん電車の揺れが不快になっていく。「乗り物酔いかな?」とも思った。子供の頃から乗り物酔いがひどく、電車も例外ではなかった。

 でも、これはなんだか違う。心臓が苦しくなっていく。心拍が増えていく。
それはなんとも形容し難い『恐怖』となって全身に広がっていった。
……たまらず電車を下車した。まだまだ家までは遠いにも関わらず。

 

 

 冬の冷たい空気を身にまとい、ホームに座り込んで考えていたことは、
「グリーン車もったいなかったな。(Suicaでグリーン券を購入していた)」と冷静に俯瞰していたことと、未だに喉を詰まらせる不快感と足が抜け落ちそうな焦燥感。

 

 実はこのような事は過去にも電車内で1度あった。地元の最寄り駅から3駅で目が回りシートに突っ伏した。たまらず引き返したが、その時は本当にただの乗り物酔いだと思った。

 この時にカフェオレを飲んでいたのだが、後にコーヒーに含まれるカフェインがパニック障害が悪化させると知った。

 

「乗り物酔いに違いない」……そう思っていた。しかしこの症状は何度も続き、ついには電車を利用できなくなるまでになった。
電車に乗れなくなる前、ネットで私の症状について調べていた。そこに書かれていた言葉は『パニック障害』というものだった。

 

 

 私がこの先何度か、いや未だにぶち当たる壁である『パニック障害』についてこちらで体験談を書かせていただきます。

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