第二話「徒歩もバスも苦手な私」
学生になり通学するようになると___
一人で徒歩やバスに乗って移動することも多くなります。
今みたいに音楽を聴きながら移動する事が、まだ当たり前ではない時代の私は、周りの音が何故か苦手でよく耳を塞いで歩いていました。
(犬とすれ違うのも怖くて、その時もよく耳塞いでました笑)
____今思うと耳栓したり、ヘッドホンをすれば良かったなー。と思いますが、
歩行中に耳栓を使うなんて考えもしなかったし、
たとえ耳栓を使う事を思いついても、小さいときや中学生のときに「お母さん、耳栓が欲しいよ~」って言うのも勇気いるから、思いついても言わなかった可能性があります笑
バスはバスで、私は何故か運転手さんが怖くて怖くて、「怒られないようにして乗らなければ、入れるお金の間違いをして運転手さんに迷惑をかけないようにしないと」というように、とても緊張感を持ってバスに乗っていました。
昔、バスに乗って良く思っていた事
・2人席に座ったら座ったで、通路側に人が座ったら、私がすぐ降りられなくなるのは怖い
・いつか乗車してくるかもしれない高齢者に席を絶対絶対譲らなければ!(焦りと恐怖感)
・席を譲らないと周りに何か怒られるかも、でも自分も体調悪いし、座っていたい(考え過ぎて混乱)
・パニックにならないように呼吸をしないと
などなど、自分で勝手に「しなければならない思想」にがんじがらめでした。